終活って高齢者がするもの?
30代・40代は働き盛り。
若々しいがゆえに、終活なんて早すぎると思う人がいるようですが、実は生活スタイルや仕事面で変化の大きい世代の終活は意外と大切なんです。
気力・体力がある30代・40代で終活をはじめることは実はたくさんのメリットがあるので、この記事では、早めにはじめる終活のメリットについて解説します。
この記事で解説していること
- 30代・40代で終活なんて早すぎる?
- 終活を早めにはじめるメリットは?
- 早めにはじめるデメリットはあるの?
早めに終活を始めるメリットを知ろう!
今回は、30代・40代という早い時期に終活をはじめるメリットについてまとめますので、今の自分に終活に取り組むことが良いことなの?と迷っている人は是非最後までチェックしてみてください。
終活は何歳からはじめるもの?
終活に何歳からはじめるという定めはありません。一般的に「高齢者がするもの」というイメージですよね。しかし、コロナの流行り病があった影響からか若い世代の終活意識も次第に高まっているようです。
PR TIMESがまとめている下記のアンケート結果を参考にしてみていきます。
『ベストファームグループ(福島県郡山市、代表取締役:斉藤 浩一)は、オーディオ・楽器・カメラ専門買取店「ニーゴ・リユース」を全国に8店舗展開する、アンドトランク株式会社(北海道札幌市、代表取締役:木原 将平、https://www.andtrunk.com/)に依頼し、終活に関する意識調査アンケートを実施しました。』の記事から終活のアンケート結果をいきましょう。
PR TIMES|終活に関するアンケート調査|回答者の7割が終活は「ポジティブな活動」と捉えるも、行動には至らず
アンケート結果では、終活は何歳からはじめるべきだと思いますか?という問いに対して、70代からが36.4%と最も多い回答でした。次いで、60代からという29.1%となり、なんと40代は1.9%という少なさでした。この結果から早めの終活への意識が薄いことがわかります。
終活の開始について70代以上の選択肢を選んだ方が全体の47%で、およそ半数を占めましたが、厚生労働省の「令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)」で死亡率の統計を見ると、70代を超えると死亡率は急激に上昇しています。
厚生労働省の統計を見ると、70代を超えると死亡率は急激に上昇していることがわかりますが、そんな年代で終活をはじめることが本当にいいのでしょうか。終活はまだ先のことと考えているうちに終活が必要となる年代になっているかもしれません。
問題は、「終活としてやるべき」と気持ちでは思っていても実際には行動に起こせていないことです。
PR TIMES|終活に関するアンケート調査|回答者の7割が終活は「ポジティブな活動」と捉えるも、行動には至らず
終活と聞いて思い浮かべる「持ち物の整理」という具体的な行動があるのにもかかわらず、実際に行動を起こしているのが約半数という回答ということは、いざ終活を始めようと思っても「終活のハードル」が高いことがわかります。持ち物整理の終活については、もっと厳しい結果で、ほぼ終活に着手できておらず、「終活としてやるべき」と気持ちでは思っていても実際には行動に起こせていないケースが多いことが読み取れます。
このアンケート結果から、終活をはじめるのは「まだ早い」と思っているうちに、実際に行動を起こさないまま「終活世代に突入」してしまうリスクがある事がわかります。
終活をいつはじめるかは本人次第ですが後回しにすることはリスクです。
先述のアンケート結果から、終活をはじめるのは「まだ早い」と思っているうちに、実際に行動を起こさないまま「終活世代に突入」してしまうというリスクをまとめましたが、でも終活をはじめるのは何だか面倒ですよね。
やらなくちゃいけないのはわかっているけど面倒・・・。
終活は、面倒だし、気が重くはなることもありますが、それでもやっておくと「避けられるトラブル」はたくさんあります。
ここからは、早めに終活をはじめることのメリットをご紹介します。
メリット①現状把握ができる
終活では「もしもの時の自分」から「今の自分」を逆算して考えます。そのため、現在の経済状況や仕事のこと、家族のこと、人間関係、自分自身の趣味趣向、持ち物などを再認識するきっかけとなります。現状把握することで、これまでの人生で培ったものを整理する中で、おのずと「今の自分をスキャンする」ことになります。
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メリット②親世代の終活にも応用できる
終活は個人単位のことなので親は親自身の面倒をみる必要があり、子世代が肩代わりすることではありません。何でもかんでも子世代に丸投げして子世代の負担になってしまうのはよくありませんが、親から相談を受けた時には子世代からアドバイスしたり、子世代の意見を伝えることは必要だと思います。
アンケート結果からもわかるように、終活の相談相手に関する問いに対しては、「わからない」という回答者が約半数で圧倒的に最多でした。親世代が、終活について誰に相談したらいいかわからない状態のままでは困ってしまいます。そんな時に、適切なところへ導くことで解決することもあると思います。事前にトラブルの種を消しておくことで無用なトラブルも避けられるでしょう。
メリット③今後の人生設計ができる
終活では、現状把握で自分について、考え方や信念、趣味などを見つめ直すため、自分自身のことやこれまでの人生を振り返る良いきっかけになります。そして、今の暮らしで気になることがあれば将来に向けてどうなっていたいかを考えることにも繋がります。
老後を迎えるまでにやりたいことや行きたい場所、会いたい人などをリスト化しておき、今は仕事、家庭、趣味などのどれに重点をおくか考えると今後の人生設計がしやすくなるでしょう。
また、気になる老後のお金についても、30代・40代の早いうちから準備しておくとお金に振り回されて不安になることもありません。「老後資金は2000万円」なんて言われますが、みかけの数字に振り回されてはいけません。自分自身の懐事情は自分にしかわからないものです。「老後2000万円」と言われても、ホントにそんな必要なのか。逆にそれで足りるのか。入るお金と出ていくお金の整理を今からして家計の見直しを習慣化しましょう。
終活は後回しにしてもメリットなし
終活は後回しにしてもメリットはありません。
今の時点で「面倒だな・・・」と思っていることが、いざ終活に直面する70代以上になって突然「面倒じゃなくなった!」とはならないのです。やらなければいけないことを先延ばしにして老後の不安に悩むよりもサッサと着手して安心を増やしたほうが賢い選択だと思いませんか?
早めの終活メリット
- 現状把握ができる
- 親世代の終活に応用できる
- 今後の人生設計ができる
終活をはじめてみよう!と思ったら
終活をはじめてみようと思っても、何からはじめていいか迷いますよね。
そんな人のために「今すぐできる簡単な終活」をいくつかご紹介しますので参考してください。
今日から終活をはじめる行動
- 洋服や靴をひとつだけ手放してみる
- スマホの写真データ1枚だけ消してみる
- SNSアカウントからログアウトして再ログインできるか試してみる
他にも、おすすめの終活を消化していますので参考にしてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。