終活って何からはじめたらいいの?
これから終活をはじめる人は「まず何からやればいいの?」と迷いますよね。
どのように終活に取り掛かるべきかを見極めることは、簡単なことではありません。どこから始めればいいのか?最優先すべきことにまず取り掛かるには、どうすればいいのか?やらなければならないことが複数ある終活では、こういった疑問が出てきて当然です。
どこから・何からはじめればいいのかしっかりわかっていないと、せっかく早めに終活に着手しても貴重な時間を無駄に浪費してしまうかもしれません。
そこで今回は終活をどのように進めていくべきか、具体的な「やり方」やプロセスを紹介します。
正しい意思決定を行うために役に立つ終活の進め方・やり方をまとめますので是非参考にしてください。
この記事でわかること
- 結局、終活って何からはじめるの?
- 具体的なステップがわからない
- 終活でやるべきことを知りたい
ステップ①誰のための終活かを考える
終活でやるべきことを大きく分けると、自分自身のためにやることと、残された人のためにやっておくことの2種類に分けられます。
- 自分のためにやる終活
- 残された人のためにやる終活
30代・40代という早い年代から始める終活は、まず「自分のためにやる終活」に目を向けて行きたいですね。
自分のためにやる終活
自分自身のためにおこなう終活は、お金の不安の解消、デジタル資産の整理、健康維持・緊急時の対策、死後の手続きなどが挙げられます。
- 今の自分の生活を知る現状把握
- お金の不安解消
- デジタル資産の整理
- 健康維持・緊急時の対策
- 死後の手続き
残された人のための終活
残された人のために準備しておくこととしては、以下の3点が挙げられます。
残された家族や親族の間でトラブルになりがちなのが、財産の相続や遺品の処分に関することと言われています。自分自身にどれだけの資産があり、だれにどの程度の財産を相続させるのかを遺言書として正式に残しておけば、家族や親族内のトラブル防止につながります。
- 財産の相続
- 治療の意思表示
- 遺品の処分方法
自分が困らないように・家族が困らないようにそれぞれの準備が必要です
ステップ②今からやることと将来的にやることを分ける
自分のための終活と家族のための終活を整理したあとは、今すぐに取り組むべきものなのか将来的に取り組むことなのか優先順位をつけていきましょう。
ステップ③自分の現状把握をしよう
終活の第一歩は、まずは今の自分を知ることから始まります。
- 今どんな生活をしていて誰と交流がある?
- どこで買い物して何を使って決済している?
- かかりつけの病院は?
- 定期購入している商品は?
- ペットのご飯の銘柄は?
- 子どもの習い事の送迎時間は?
上記のような身近な問いを自分自身に投げかけて、今を棚卸していきます。
毎日の何気ない行動は自分以外には見えていなかったり、わからなかったりするものです。日常生活では特に伝える必要がなかった自分だけが知っている項目は意外と多いので、順番に書き出してみましょう。
とはいえ、日常の項目すら何を書き出いしたら良いのか思い浮かばないという人も多いと思います。簡単な解決方法は、初心者向きのエンディングノートを実際に書いてみることです。
ステップ④具体的な行動紹介
ここでは、具体的な行動を紹介します。ネットでエンディングノートを買う、写真データを一枚消してデータ整理する、SNSをログアウトして再ログインできるか試してみる、もう着ない洋服や靴をひとつ手放してみる・・・などです。
具体的な行動
- 自分のことを整理するためにエンディングノートをネットで買ってみる
- データ整理のため、写真データをとりあえず一枚消してみる
- SNSをログアウトして再ログインできるか試してみる
- もう着ない洋服や靴をひとつ手放してみる
具体的な行動ができたら、それを継続していきます。
生きている限り変化の連続です。大切なことだから落ち着いて考えよう!と思っていると案外いつまでも始められません。なるべく修正せずに進めたいと思うものですが、人は生きている限り変化し続けるものですから、待っていては終活のスタートをきることができません。
持ち物であっても、気持ちであっても、生活していれば少しずつ変わります。気持ちは日々変わって当然です。変わることは承知の上で、まずは一歩踏み出してみましょう。
終活の進め方ステップまとめ
まとめです。
ステップ①自分のためにやる終活・残された人のためにやる終活に分ける
ステップ②今からやること・将来的にやることを分ける
ステップ③自分の現状を把握する
ステップ④具体的な行動に取り組む
今回は終活をどのように進めていくべきか、具体的な「やり方」やプロセスを紹介しました。正しい意思決定を行うために役に立つ終活の進め方・やり方をまとめました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。